International Professional University
of Technology in Osaka
教員紹介
Faculty member
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メッセージ
日本のものづくりの基盤を支える製造業では、自社の競争力強化や技術伝承が課題であり、私も製鉄会社勤務時にはその対応として自動化・高度化・知能化を進めて来ました。この際、自らが現場を見て課題を把握して対策を考案・実行するやり方でなければ、その実現は非常に難しいと痛感しました。企業と連携した教育・研究の機会を活用して、ロボットなど実際の機械装置を通して制御技術の教育・研究をすることで、仮説を立てそれを実証しながら課題解決する能力を育んでいきたいと考えています。現物から得られる情報を活用して現象を解明し、適切な対応策が提案できる技術者となって、自らの夢の実現と社会への貢献を目指していきましょう。
専門分野
- 制御工学
- 機械設計
- 材料力学
- 機械力学
- 塑性加工
ロボット開発コースの学生への実験装置と制御理論に関する説明
※撮影時のみマスクを外しました。
担当科目
- 「制御工学基礎」(2年前期)
- 「機械設計」(2年後期)
- 「材料力学・材料工学」(2年後期)
- 「地域共創デザイン実習」(2年通年)
- 「卒業研究制作」(4年通年)
プロフィール
大阪大学 大学院工学研究科 産業機械工学専攻 博士前期課程修了。博士(工学)。住友金属工業株式会社(現・日本製鉄株式会社)入社後、総合技術研究所にて鉄鋼熱延圧延機における高精度鋼板寸法制御やプロセスシミュレーションに関する研究開発に従事。この間、大阪大学との共同研究や産学連携活動に参画すると共に博士(工学)の学位取得。その後、同社鹿島製鉄所制御部長、尼崎製造所設備部長として、設備投資プロジェクトの企画・推進及び品質改善活動、若手の育成などに従事。米国熱延ミル建設及び立ち上げにも参加。日本発明協会科学技術庁長官発明奨励賞(関東地方)、日本鉄鋼協会論文賞、日本塑性加工学会新進賞など受賞。計測自動制御学会、日本機械学会会員。
所属学会・協会・団体等
- 計測自動制御学会
- 日本機械学会
代表的な論文・著作名・作品名
- ホットストリップミルにおけるスタンド間厚み計を用いた板厚制御システムの開発、木村和喜, 布川剛, 本城基, 高橋亮一、鉄と鋼 77(4) 1991年4月
- 外乱オブザーバを用いた熱延仕上圧延機のルーパ多変数制御、木村和喜, 阪上浩一, 中川与彦, 清水博文、電気学会論文誌 C 116(10) 1996年10月
- 製鉄プラントの機械制御、高橋亮一, 木村和喜、日本機械学会誌 103(979) 2000年6月
- プロセスを予測する/動かす/監視する Just-In-Timeモデリング技術による鉄鋼製品の収縮率予測 、岸真友, 木村和喜, 山本茂、計測と制御 44(2) 2005年2月
- Fountain Pyrometer for Strip Temperature Measurement in Cooling Banks of a Hot Strip Mill,Tatsuro Honda, Chihiro Uematsu, Hisayoshi Tachibana, Shigemasa Nakagawa, Yasuhiko Buei, Kouichi Sakagami, Kazuyoshi Kimura, Hideyuki Takahashi,ISIJ INTERNATIONAL 52(5) 841-849 2012年