2022.12.21
ロボットアームの力学を体感! ロボット開発コース2年生向けに実験・特別講座が行われました
ロボット開発コースの教員たちによる特別講座「材料実験および実験レポート作成の基礎~力と変位の関係を理解しよう~」が開催され、ロボット開発コース2年生の学生たちが実験に取り組みました。
本講座では、編棒の先端におもりを取り付けた際に生じる「たわみ量」を求める実験を行い、その結果から力と変位の関係を調べ、材料力学の理論と実験の確認を図ります。
実験では、重りを増やすことで編棒の先端がどのようにたわむかを明らかにしていきます。
編棒の片側を固定し、もう一方におもりを吊り下げた場合に床から編棒までの距離を測定し、そこから変位量を求めます。実験後には、Excelで実験結果を表にまとめ、考察と全体のまとめのレポート作成を実施します。
今回の実験は、将来的にはロボットアームでモノを持ち上げたときに荷重が集中すると部品がどのようにたわむかを明らかにすることにつながります。はたして理論通りにできたのでしょうか。
今回初めての「材料実験」とレポート作成を行う学生も多く、教員の指導に加え、ロボット開発コース専攻の先輩学生たちもサポートに来てくれました。
1年生ではロボットに関する職業専門科目として「力学」の講義があります。学生たちは授業で学んだ力学の内容(理論)と実際に行う実験にどのような関連性があるのか体感しながら学ぶ機会となりました。
参加した学生からは、「実験に必要なデータを得るまでの試行錯誤がとても楽しかった」「実験の方法やデータの取り方を実践的に学ぶことができました。今後に活かすことのできる貴重な体験になりました!」との感想も。
学生たちは開発実習や企業と連携したプロジェクト型実習など、より専門的な知識と技術を修得する学びへ進んで行きます。
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