国際オンラインゲームジャム「Belgium×Japanゲームジャム2022」において、デジタルエンタテインメント学科(ゲームプロデュースコース)2年生が参加するチームが受賞しました
ベルギー王国フランス語共同体政府 国際交流新興庁(WBI)、ワロン地域ビデオゲーム協会、リエージュ大学ゲームラボ、日本のBitSummit実行委員会、京都精華大学が共同開催した「Belgium×Japanゲームジャム2022」において、本学2年生の國江貴之さんが参加するチームが「ゲームサウンド部門賞」を受賞しました。
日本とベルギーあわせて約200人の学生が参加し、合同チームを結成(日本人3割、ベルギー人7割)。オンラインで交流しながら、48時間をかけてゲームを制作しました。
今回のテーマは「バランス」。環境問題、エネルギー問題、移民問題、そして戦争と、地球規模の様々な課題を背景に、「ノンバーバル(言語の壁を越える)ゲームを作ろう」「日本とベルギーの文化を盛り込んだゲームを作ろう」「勝ち負けのないゲームを作ろう」などのサブテーマも設けられ、両国の学生たちは国境を越えチーム一体となって制作に取り組みました。
全20チームのうち19チームがゲームを完成させ、6チームが受賞。國江さんが参加するチーム(日本人3名、ベルギー人7名)は、「ゲームサウンド部門賞」の受賞となりました。
◆作品名:「Secret Garden」
https://itch.io/jam/game-jam-balance/rate/1822278 https://chronokami.itch.io/team03
今回のゲームジャムは、アストリッド・ベルギー王国王女殿下が率いる「ベルギー経済ミッション」(経済視察団・訪問団)の来日にあわせて開催され、京都国際マンガミュージアムで行われた発表授与式には王女殿下も出席されました。
受賞の感想
ゲームプロデュースコース 2年 國江貴之さん
今回、ベルギーとの合同ゲームジャムに参加し、その中で「ゲームサウンド部門賞」という賞をいただきました。このゲームジャムの中で学んだことが2つあります。
1つ目は、英語の重要性です。ベルギーの方との合同ということで、コミュニケーションが英語で行われました。私自身、英語が苦手なためチャットをする際には翻訳アプリに頼りきってしまいました。ですが、一緒にゲーム開発を行う際はもっと大きな問題がありました。それは会話をするときです。相手の言っていることがよく分からない、自分の伝えたいことが適切に伝えられないということがたくさん起きてしまいました。相手の方に迷惑をお掛けしてしまったなと感じています。開発の終盤にはテキストを用いてなど工夫してコミュニケーションを取っていましたが、改めて英語の重要性をとても感じました。
2つ目は、文化の違いです。最初にゲームのデザインを決める際にベルギーの方からとても良い世界観の絵を提供していただきました。とても独特な世界観で、私が思い付かないようなものだったのでとても驚きました。その国や土地によって作り出される世界が大きく違うのでたくさんの国の文化やそれによって生み出される作品に触れてみたいと思いました。
今回のゲームジャム通して学んだたくさんのことを糧に、これからも精進していきたいと思います。
関連サイト