International Professional University
of Technology in Tokyo
教員紹介
Faculty member
Faculty member
メッセージ
(学生に向けて)
学生の皆さんは,惑星が何億年前に誕生したのか知っていますか?太陽系内の天体は,約45億年前に誕生しました.しかし,実は,どのように天体が進化して,現在の天体になったのかはよくわかっていません.私は,宇宙惑星探査で取得される観測データに基づいて,太陽系の天体の進化の過程を解き明かす研究に取り組んでいます.
(学生へのアドバイス)
どんなことでも興味がなければ長続きしません.しかし,興味があれば,探究心も自然に湧いてきます.それは大学での勉強や研究も同じです.学生の皆さんは,興味のあることを大学で見つけ,夢中になるものを見つけましょう.それが宇宙惑星科学だと嬉しいです.
専門分野
- 宇宙惑星科学分野
- 固体地球科学分野
担当科目
- 「解析学」(1年後期)
- 「線形代数」(1年後期)
プロフィール
東北大学大学院 理学研究科 地球物理学専攻 博士後期課程 修了。東北大学国際高等研究教育機構 博士研究教育院生 修了。 博士(理学)。宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)研究開発員、鶴岡工業高等専門学校講師を経て現職。宇宙惑星科学分野の研究(特に月の研究)に従事し、 人工衛星から取得されるビッグデータの解析(特に地下レーダ解析)に基づいて、 天体の進化過程の解明に向けた研究を他研究機関と共同で行う。 日本地球惑星科学連合、日本惑星科学会、 日本地質学会会員。
所属学会・協会・団体等
- 日本地球惑星科学連合
- 日本惑星科学会
- 日本地質学会
代表的な論文・著作名・作品名
- 石山謙, 熊本篤志, 山口靖, 中村教博, 押上祥子,2019, 構造地質学, 月サイエンスブック 第一部, 大阪大学学術情報庫, pp.125-145.
- Ishiyama, K. & Kumamoto, A., 2019, Volcanic history in the Smythii basin based on SELENE radar observation, Scientific Reports, 9, 14502, doi:10.1038/s41598-019-50296-9.
- Ishiyama Ken, Kumamoto Atsushi, Takagi Yasuhiko, Nakamura Norihiro, Hasegawa Sunao, 2019, Effect of crack direction around laboratory-scale craters on material bulk permittivity, ICARUS, 319, pp.512-524.
- 石山謙, 熊本篤志, 小野高幸, 山口靖, 春山純一, 大竹真紀子, 加藤雄人, 寺田直樹, 押上祥子, 2014, 「月の火成活動からみた熱進化」かぐや衛星観測データに基づく月上部の玄武岩質溶岩ユニットのバルク誘電率と空隙率推定 , 日本惑星科学会誌 遊・星・人, 23(1), pp.4-14.
- Ken Ishiyama, Atsushi Kumamoto, Takayuki Ono, Yasushi Yamaguchi, Junichi Haruyama, Makiko Ohtake, Yuto Katoh, Naoki Terada, Shoko Oshigami, 2013, Estimation of the permittivity and porosity of the lunar uppermost basalt layer based on observations of impact craters by SELENE, JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH-PLANETS, 118(7), pp.1453-1467.