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2024.04.10
2024年度入学式を挙行しました
4月7日(日)、2024年度入学式を本学ホールにて執り行いました。
イタリア ミラノのレオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館や、世界シェアトップPCメーカーのレノボからの祝辞も寄せられました。
村上憲郎学長
式典では、今年度より学長に就任した元・Google米国本社副社長の村上憲郎学長からの訓示に続き、レオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館 館長 フィオレンツォ・ガッリ氏、レノボ・ジャパン合同会社 執行役員専務 河島良輔氏、吉川弘之名誉学長からの祝辞、また、在学生代表による歓迎の辞、新入生代表による入学の詞、そして最後に、武本充治工科学部長による式辞が述べられました。
大学生活をスタートした新入生たちは、これからの4年間に期待を膨らませていました。
レオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館 館長
フィオレンツォ・ガッリ氏
レノボ・ジャパン合同会社 執行役員専務
河島良輔氏
在学生代表 歓迎の辞
新入生代表 入学の詞
東京国際工科専門職大学は、世界のICT・デジタルコンテンツ業界と連携した先進的な実践教育で、グローバルに活躍できる高度プロフェッショナル人材を育成します。
学長訓示 全文
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
学長の村上です。
実は、私も皆さんと同じく本学への新入でございまして、前学長の吉川先生の後任として4月1日に就任いたしました。
これから、皆さんとともに、吉川先生を始めとして、教職員の先生方、先輩の上級生の皆さんが築いてこられた、本学の学風や伝統を更に発展させていきたいと思っております。
本学の学風や伝統と申しましても、本学は未だ開学以来、丸4年を経過し、この3月に最初の卒業生を送り出したばかりの若い大学でありますから、発展の機会はたくさんあります。
発展の機会を考えるにあたって、ひとつ参考になるのは、本学の名称「東京国際工科専門職大学」にあるかなと考えております。
まず「東京」は、日本の首都であり、世界に冠たる大都会であります。本学が標榜する”Designer in Society”に最も相応しい土地に、本学は存在しております。皆さんが、これから学ばれる、情報工学やデジタルエンタテインメントの豊富な材料や社会課題を提供してくれる素晴らしい土地柄だと思います。
次に「国際」は、Internationalということで国の境目を越えていくという意味合いですから、”Designer in Society”のSocietyは、日本の枠組みに留まらず、国際社会に開かれているということになろうかと考えます。昨今の流行り言葉でいうと、グローバルを目指しているということだと思います。皆さんも、学びにおいて、常に、日本の枠組みを超えて、グローバルを目指してください。
「工科」は、Technologyですから、単なる科学、Scienceに留まらず、真理としての科学Scienceを基礎、あるいは、土台としつつ、その上に、社会に役立つ技を磨く、築き上げていく使命を持った大学であるということだと思います。皆さんも、その使命を自覚して、基礎となる科学の理解も学びながら、ひたすら、社会に役立つ技を磨くことに、全力を尽くしてください。
そのことが、4年後に、皆さんが、「専門職」を担えるプロフェッショナルとして、社会に巣立っていくことに繋がると信じております。私も教職員の先生方も、皆さんが、専門職を担えるプロフェッショナルとして本学を巣立っていかれるように、全力でサポートすることをお約束いたします。前学長の吉川先生も、名誉学長として、引き続き、ご支援いただけることになっておりますので、心強い限りです。
吉川先生は、常日頃から、倫理ということの大切さを説いておられます。皆さんも、ご自身を専門職としての社会に役立つ技を磨く4年間で、倫理観も磨くということにも心がけてください。私も教職員の先生方も、その点に関しては、時に厳しく皆さんを指導することもあろうかと思います。皆さんも、学びの場面だけでなく、倫理観を磨くという場面においても、私や教職員の先生方に遠慮なく相談してください。私も教職員の先生方も、単なる指導でなく、自らの人生経験に照らして、皆さんの学びだけでなく、倫理に関する相談や悩みにもお答えしていきます。
学長訓示ということで、やや堅苦しい話ばかりしてまいりましたが、大学生活で実は最も大事なことは、楽しい大学生活であることなのであります。私も教職員の先生方も、すぐにおわかりになると思いますが、愉快な人間ばかりでありまして、学びや倫理に関しては、時に厳しくならざるを得ないわけではありますが、皆さんと一緒に楽しい大学生活を過ごしたいと思っております。
皆さんの大学生活が楽しいものになることを祈りながら、学長訓示を終わらせていただきます。
改めて、ご入学おめでとうございます。
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