2022.12.08
企業や自治体へテクノロジーを駆使した課題解決策を提案!「地域共創デザイン実習」最終プレゼンテーションを実施しました
産業界や実社会と連携した実践教育を行う本学のカリキュラムは、現実的な課題の解決に取り組む実習授業(PBL=Project Based Learning「課題解決型学習」)を中心にしています。2年生では、各企業や自治体からいただいたテーマをもとに、それぞれの課題解決のための提案を行う授業である「地域共創デザイン実習」において、情報工学科・デジタルエンタテインメント学科の学生たちがともにアイディアを出しながら取り組みます。
4月に学生の希望調査を行いチーム編成が行われました。その後、資料収集や調査分析・現地調査を踏まえて課題が発生する仕組みや原因についての考察を行い、7月に「中間発表」を実施。各チーム、様々な角度から課題を分析し、解決のためのプロジェクト計画を発表しました。企業・団体からいただいた講評やアドバイスをもとに、改善を行いながら課題解決のための具体的提案の構築に取り組みました。
今回の「最終プレゼンテーション」ではよりブラッシュアップした内容で発表を行うことができました。ARやVR、AI技術などの様々なテクノロジーを駆使した学生ならではのアプローチで、アプリや運用イメージなどの提案を行いました。緊張していた学生たちですが、質問にも堂々と答えていました。
各企業・団体の方々からは、「実現の可能性もある」「明確なターゲット選定で面白い発表だった」というコメントや、「もっとたくさんの検証が必要」「提案してくれた技術と現状あるものを両立するのは難しい」などの今後の取り組みにおけるアドバイスをいただきました。
2年生という早い段階で実社会の課題に対する有効的な企画立案、現状の把握・分析などを行うことで、学生たちにとって「デジタル×リアル」に必要な力を修得する機会となりました。
来年1月からは、約4週間にわたる企業内実習「臨地実務実習」も始まります。教員や企業担当者の指導のもと、これまでの学びを社会の現場で実践していきます。
◆各企業・団体のテーマ
企業・団体名 | テーマ |
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名古屋鉄道株式会社 | 愛知県の交通機関におけるMaaSサービスモデルの考察 |
株式会社大林組 | 新たな「栄・名古屋城エリア」都市構想の検討と立案 |
中部土木株式会社 | 将来の夢のある公園構想に関する考察 |
株式会社S.M.C | 万松寺を軸とした大須地域活性化につながるデジタルソリューションの提案 |
九代目玉屋庄兵衛後援会 | Z世代への「からくり人形の魅力発信」 |
三の丸ルネサンス期成会 | 伝統産業復興のための広報映像の制作企画 |
公益財団法人名古屋みなと振興財団 | WITH/AFTERコロナにおける水族館利用の活性化考察 |
名古屋市東山総合公園 | 植物学者伊藤圭介の文献資料のITによる活用検討 |
より良い環境教育プログラムに関する考察 | |
植物園における新しく楽しいコンテンツの考察 |
※順不同