日本ウクライナ文化協会 理事長 川口プリス リュドミラ氏による多文化理解の講義を実施
本学では、専門職大学として実践的な学修が中心となる一方、英語コミュニケーションや国際関係、ビジネス、マネジメントなどを学ぶ科目もカリキュラムとして組まれており、理論と実践、教養をバランスよく身につけることができます。
今回、1年次に履修する「多文化共生社会」の特別講師として日本ウクライナ文化協会の理事長である川口プリス リュドミラ氏が来校し、特別講義「ウクライナを知ろう」をオンラインで実施しました。
講義では、ウクライナの歴史や文化、日本ウクライナ文化協会で実施している活動についてお話しいただきました。
川口プリス氏は、現在もロシアとの戦争が続くウクライナについて、被害が拡大している現地の状況やロシアに連れ去られてしまった子供たちの行方がわからないことなどに涙を滲ませながら語りました。日本政府がいち早くウクライナからの避難民を受け入れてくれたことへの感謝とともに、文化協会が行なっている活動にもぜひ参加してほしいとのメッセージがありました。
「他の文化を知るためには、まず自分の国の文化を知り、理解することが重要」という言葉に、学生たちも深く頷いていました。
学生からは、
・「講義を聞いて、ウクライナの美しい自然や文化を知り、それらがどれほど素晴らしいかを知ることができた。それらが今破壊され続けているということ、ウクライナの人々が固く結束してそれらを守ろうとしていることを実感した。ウクライナに対して自分ができることを探していきたい」
・「ウクライナの復興にも何らかの形でかかわりたい。復興を果たしたのちには、ウクライナを訪れ、自然や文化に触れたい」
といった声があり、多文化について興味関心を持つと同時に、現在の社会情勢への理解を深める機会となりました。
グローバルに活躍できるデジタル人材を育成する本学では、今後も世界情勢の最前線を学ぶ機会を設けていきます。
日本ウクライナ文化協会 理事長
川口プリス リュドミラ氏
2011年2月、ウクライナから愛知県 東海市へ移住。2013年より東海市にてウクライナ文化を伝える活動を開始し、愛知県内を中心にウクライナ料理を提供、文化を発信するイベントを開催・参加。2018年、NPO法人日本ウクライナ文化協会を設立。
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