社会や実務とつながるカリキュラムを実現した本学では、各界のスペシャリストやパイオニアによる特別講義によって、日々進化するテクノロジーや最先端の技術開発の動向、新たなイノベーション、ビジネスの現場、社会が抱える課題など、他にはない多様性のある学びを得られます。

今回、超電導リニアという技術革新で日本の経済・産業に変化をもたらす東海旅客鉄道株式会社（JR東海）取締役相談役・柘植康英氏を特別講師にお迎えし、特別講義「『人の力』と『技術革新』が新幹線を進化させリニアを創る～リニアが拓く日本の未来～」を実施しました。

講義では、JR東海の使命から進化する車両技術、それらが日本・中部エリアの産業や経済に与える影響を中心にお話しいただきました。

また、超電導リニアの導入についてはその最先端技術はもちろん、工事の状況やリニアが開通することにより期待される様々な効果についても語られました。リニア路線の中心となる中部エリアにおける経済発展や今後の展望は、本学の学生たちにとって自分が活躍する将来に直結することであり、学びの多い講義となりました。

講義後の質疑応答では、学生からの「路線の中心となる愛知県のまちづくりに求めることは何か？」という問いかけに対し、「このエリアはモノづくりの中心地であり、ハブとしての大きな役割がある。今後のまちづくりの発展にも期待したい」と話されました。

また最後には、「仕事の主人公になろう。私自身、これまで辛く大変なこともたくさんあったが、これがしたい、という目標があるから頑張れる」と学生に向けてメッセージをいただきました。

充実した内容の講義を実施いただき、先進的な技術を学ぶ学生にとって、それら技術が持つ可能性や将来的なニーズを実感できる貴重な機会となりました。