注目のゲームコンテスト「神ゲー創造主エボリューション」において、本学学生チームがAIを活用したゲームでベスト10入賞!
NHKグループが新たに企画する新世代ゲームクリエイター発見プロジェクト「神ゲー創造主エボリューション」で、本学の学生チームがベスト10入賞いたしました。
「神ゲー創造主エボリューション」
NHKエンタープライズが主催する新世代の若手ゲームクリエイターを育てるためのプロジェクトで、2022年に開始。「ゲームを進化(Evolve)する」をテーマに掲げ、コンテストイベントやコミュニティ運営などの軸を連携させることで、ゲームクリエイターの才能を発掘し、育成するプロジェクト。2023年2月には、コンテストに挑むクリエイターたちのドキュメントがNHK総合で放送され、多くの反響がありました。2024年度からは、日本ゲーム大賞の「アマチュア部門」と「U18部門」が「神ゲー創造主エボリューション」に継承されることが決まり、ますます注目を集めています。
チーム名:AIクリエイターズ
作 品 名:名付けてバトル!ゲーミングタワー
今回入賞したのは、1年生を中心に構成されたチームです。昨年、同コンテストの初代グランプリに輝いたゲーム作品「TELEPORTAL」を制作したデジタルエンタテインメント学科1年の古市さんをリーダーとし、同じく1年生の青木さん、加藤さん、ゲームプロデュースコース2年の深田さんがチームを組み、企画から制作まで、全員が協力して取り組みゲームを作り上げました。
学生たちは、話題のChatGPTを使用したAI生成型リアルタイムバトルRPGを企画・制作。プレイヤーが任意のワードでキャラクターを名付けることで、様々なビジュアル、ステータスで召喚されます。そのキャラクターを使ってバトルを挑むゲームです。
バトルをより面白くする要素として斬新なキャラクター特性やAIによる実況を実装し、革新的なバトルRPG作品の制作に挑みました。
コンテストの中でも注目チームの1つとして、NHK総合番組『神ゲー創造主エボリューションへの道』でも紹介されています。
惜しくも3次審査で敗退しましたが、ハイレベルな作品が数多く並ぶ中ベスト10に入賞することができました。次の大会を目指し、よりゲームの面白さ、完成度を高めるべく制作は続いています。
メンバーの感想
2連覇を狙っていたので悔しい気持ちもありますが、それ以上に手ごたえと自身の成長を実感できたので、非常に満足しています。
これまで個人開発の経験しか無かったので、チーム制作におけるタスク管理、コミュニケーション、迅速な企画制作など、リーダーとしてメンバーへ指示を出し、まとめることに苦労しました。
このゲームを商品化し、ヒットさせることです。このゲームをプレイする人はもちろん、見ている人も笑えるゲームにし、商品化させヒットさせることを最終的な目標としています。目下の目標は福岡ゲームコンテストでの優勝とインディゲームインキュベーションプログラム「iGi」への参加です。
コミュニケーション不足で、何度もメンバーを振りまわしてしまい、本当に反省しています。また、最後まで付き合ってくれたことに本当に感謝しています。
大会への出場、チーム制作の難しさなど、初めての経験が多く、自身を成長させる良い機会となりました。
AIをゲームに取り入れることに苦労しました。私は主に、AIのプロンプトやAIとゲームのバランス調整を担当しました。AIの反応は、なかなか思い通りにいかないことが多く、かなり難しかったです。
大会やイベントを通じて、多くの方からゲームに対するフィードバックをいただきました。これらの経験を生かして、今後の制作に努めていきたいと思います。
途中参加だったことや、時間が足りず思った通りにいかないこともありましたが、とても学びになることが多く、良い体験になりました。
初めてのゲーム制作だったため、どのように作業を行えばよいかが分かりませんでした。また、制作中にチーム内で何度かコミュニケーションエラーが起こることがあり、ゲームを作る上での意識の統一がとても重要だと感じました。
今回制作したゲームをブラッシュアップし、より面白いゲームが制作できるように次のコンテストに向け頑張ります。
3次審査までに完成度を高めきれませんでしたが、良い結果・評価をいただいたのでむしろ悔しさ・惜しさを感じます。
実装する機能について、メンバーの合意形成に苦労しました。話し合いをしながら、「今最低限どこまで実装するべきか」「この要素の優先順位はどれくらいか」を中心に、具体的な意見のすり合わせを行うことでそのズレを小さくするように努めました。
今大会では不完全燃焼に終わりましたが、1月に実施される福岡ゲームコンテストでは今回の作品の完成版で賞を取りにいきます。
関連サイト