2024.04.11
学生がスポーツ選手の3Dモデルを制作、活用した動画制作を行いました ~「臨地実務実習Ⅰ」(2年次)~
産業界や社会と連携したカリキュラムの中、本学では学生全員が2年次から4年次にかけて約4ヵ月に及ぶ企業内実習「臨地実務実習Ⅰ~Ⅲ」を行います。
2年生の学生たちが行った「臨地実務実習Ⅰ」における実習先企業の一つ「Back Dooor株式会社」は、プロバスケットボール選手の馬瓜エブリン氏が代表取締役を務めているスポーツ選手とファンを繋ぐサービスを提供する会社です。
プロバスケットボール選手の馬瓜エブリン氏
今回、デジタルエンタテインメント学科の学生5名が配属され、実習の最終目標をスポーツ選手の3DモデルをMetahuman上で再現することとしました。ラグビー選手として活躍する長江有祐氏にご協力をいただき、時間をかけて全身の3Dスキャンを行いました。
※2023年度に実施
学生たちはスキャンした各パーツのモデリングやテクスチャを修正し、表情や体の動きに変化があっても選手のイメージが保たれるように動作チェックを行いながら、リアリティを追求した3Dモデルの制作を行いました。
実習期間で、当初目標としていた3Dモデルの制作を早々に達成した学生たちは、最終的な成果として3Dモデルを使用したプロモーション動画の制作までを実施。また、3Dモデルに音声合成をしたコンテンツの制作なども行い、企業が今後検討をしていく「選手AI」のビジネスモデルで活用されうる技術の提案をすることができました。
また、「臨地実務実習」ではチーム制作を行うことで、役割分担を行い、それぞれが責任をもって任されたタスクをやり遂げるチームワーク、コミュニケーション力を伸ばすことにもつながりました。社員の一員として仕事を行うことで、報連相や社会人マナーなど多くの気付きを得る機会にもなっています。
3年次にはさらにレベルの高い目標設定がされる「臨地実務実習Ⅱ」に取り組みます。学生のうちから企業の現場で業務を行うことで、社会で必要とされるデジタル人材、DX人材へと成長していきます。
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