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研究・社会連携
2023.10.20
高大連携の取り組みとして、高校生に向けた「デジタル技術」の特別授業を実施しました
国が求める次世代の新大学として、東海で唯一の「情報系」専門職大学である本学では、これからの社会を担うデジタル人材を育成する先進的な実践教育を進めています。
このたび、愛知県が推進する県立高等学校再編将来構想の一環で新しい教育に取り組んでいる犬山総合高等学校との高大連携協定の一環として、同校1年生を対象にデジタル技術に関する特別授業を行いました。
2年生以降の専攻領域の一つである「デジタルイノベーション領域『メディアデザインプラン』」の理解を深めるため、5月には本学の西井教授が高校を訪問し、特別授業「DX時代のデザイン」を実施しています。
※5月の特別授業の様子はこちら
つづいて今回は本領域に興味を持った生徒59名が本学を訪れ、体験型の特別授業に参加。高校の学びの延長にある2D・3DのCGコンテンツ制作、また話題のメディアとしてVRコンテンツの体験を実施しました。
■2D・3DのCGコンテンツ制作
Photoshopで制作した自分の名前ロゴを、3D合成ツールを使って実際の使用イメージを作成。
生徒たちは思い思いの自分らしいロゴを作り、複数の3Dマテリアルから好みの素材を選び、ロゴを貼り付け製品としてのイメージを確認しました。最後には高校の教室風景の写真と合成をし、デザインの可能性を楽しく実感できる体験となりました。
【参加した生徒の皆さんのコメント】
・自分のアイディアをそのまま具現化できるのが良かったです。
・操作が思っていたより簡単で、たくさんのツールがありましたが、将来のために覚えてみようかなと思いました。
・PCの操作はあまり得意ではないですが、自分なりのデザインが自由にできたことがとても嬉しかったです。
■VRコンテンツ体験
VRゴーグルを使用したコンテンツを体験。これまでVRに触れたことがある生徒は少なく、VR空間で作り出される映像や実際に体感できる仕掛けに興味を持っている様子が見られました。本学学生の作品も紹介し、制作の過程やツールなども知ってもらう機会となりました。
【参加した生徒の皆さんのコメント】
・実際に体験をして、自分の手が映像でも動かせているので、本当に映像の中に入り込んでしまったみたいでとても驚きました。これらの仕組みは、今後もっと仕事の中でも活用されていくのではないかとわくわくしました。
・作られた世界なのに、まるでそこにあるかのような感覚が映像からでも伝わってきてすごい技術だと感じました。
・VRを身近に感じました。数学が使えることを知り、これから数学と仲良くなろうと思いました。
体験授業を通して、初めてのデザイン技術を体感することでデザインの多様性、魅力を感じてもらうことができました。今回得た興味・関心は2年次以降の専攻領域選択で追求し、学びを深めていくきっかけとなったようです。
これからも本学は、自治体や地域社会と連携し、デジタル社会を見据えたデジタル人材育成に貢献する活動を続けていきます。