お知らせ
News
大学情報
2024.04.16
2024年度入学式を挙行しました
AI、IoT、ロボット/ゲーム、CG…東海で唯一の「情報系」新大学として、開学4年目を迎える名古屋国際工科専門職大学では、4月7日(日)、2024年度入学式を本学ホールにて執り行いました。
イタリア ミラノのレオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館や、世界シェアトップPCメーカーのレノボからの祝辞も寄せられました。
式典では、松井信行学長からの訓示に続き、レオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館 館長 フィオレンツォ・ガッリ氏、レノボ・ジャパン合同会社 執行役員専務 河島良輔氏からの祝辞、また、在学生代表による歓迎の辞、新入生代表による入学の詞、そして最後に、中谷広正工科学部長による式辞が述べられました。
大学生活をスタートした新入生たちは、これからの4年間に期待を膨らませていました。
レオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館 館長
フィオレンツォ・ガッリ氏
レノボ・ジャパン合同会社 執行役員専務
河島良輔氏
在学生代表 歓迎の辞
新入生代表 入学の詞
名古屋国際工科専門職大学は、世界のICT・デジタルコンテンツ業界と連携した先進的な実践教育で、グローバルに活躍できる高度プロフェッショナル人材を育成します。
学長訓示 全文
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
また、今日の入学式を迎えるにあたり、ご子息、ご令嬢の受験勉強の影の支援者として、食事や日常生活の管理を含む生活指導や、揺れ動く受験生の心の支えになってこられたご父兄の皆様も、大変だったとご推察致します。でも、今日のこの晴れ渡った青空の元で咲き誇る桜の花と共に、今日の入学式の喜びを共に分かち合いたいと思います。
今日ここに居られる新入生をお迎えすることは、2021年の本学開学以来、学部の1期生から4期生までの全学年の学生の皆さんと共に教職員も揃って、いよいよ本格的な大学としての新たな活動が始まるという意味では本学にとっても特別な日です。
本学では、情報工学科とデジタルエンタテインメント学科の両学科ともに、従前の大学同様学術的な知識に関する講義を行います。そのうえで、修得しつつあるその学術的な知識が、実社会のどのような場面・場所で、どのように使われているのか、そして最終的には、その学術的な知識がこの社会の変革とどう結びついているのかを、学生自身が実践するカリキュラムを通じて体感できる機会が多く組まれています。この点が従前の大学とは異なる「専門職大学」の大きな人材育成プログラムの特長なのです。
具体的には、特に「地域共創デザイン実習」そして「臨地実務実習」という本学ならではの実習授業です。2年次の「地域共創デザイン実習」では、両学科混成による学生グループが、地域の社会や企業が抱える潜在的な課題とその解決について、実際に大学の外へ出て発掘し、具体的な提案を検討します。これまでの具体例を挙げると「栄エリア」の活性化や水族館・植物園などの公共施設の来客促進、あるいは域内の人モノ活動の活性化と「MaaS」と呼ばれる概念を具体的にどう結びつけるか、などの課題に対し、デジタル技術の導入によって解決する仕組みを学生自らが模索し検討してきました。
また、2年次から4年次の「臨地実務実習」では、実際の企業の現場でデジタル技術を用いた課題解決業務に従事し、あるいは非デジタルの現場における課題に対してデジタル技術を用いて解決に取り組みます。具体的にどのようなプロセスを踏むべきか、そして学んだ知識をどう活かせるか、さらには、修得している知識だけでは対応できないという経験をしながら、自分自身の能力を確認しスキルアップしていくカリキュラムが組まれています。
時代の変化が激しい現代、一般的に 、大学生活で得た知識や自身の人間性と、就職した企業の文化や風土の不一致に気が付き、3年程度で早期離職をする例が増加しているという新しい風潮が増えてきている事は、皆様もメディアを通じて数多く耳にしていることかと思います。本学には大学のキャンパスで行う教育だけではなく、社会を教育と実践の場として捉え人材育成をしていく新しいカリキュラムやシステムがあります。そして、私たちは開学以来、毎年これらを実践し、改善してきました。本学が自信をもって提供する人材育成のカリキュラムやシステムに皆さんも全幅の信頼をおいて学んでいって欲しいと思います。
我が国におけるデジタル技術による社会変革は決定的に遅れており、今朝のNHKで「医師の働き方改革」、「我が国の製薬政策―新薬開発―の遅れと対策」が議論されていましたが、政治的な論評はさておき、その根本的な要因の一つは、デジタル技術による社会変革を担う人材の決定的な不足です。私たちの大学はまさにそこに照準を当て人事育成を新たな手法の下で展開している大学なのです。
今から4年後、皆さんが我が国のDX(デジタルトランスフォーメーション)を現実に担い、推進し、イノベーションを起こしていく人材になることを、私たちは大きな期待をもって見守りサポートしていきたいと思います。これをもって、皆さんをお迎えする言葉とさせていただきます。
本日はご入学、誠におめでとうございました。
関連学科
情報工学科 AI戦略コース情報工学科 IoTシステムコース
情報工学科 ロボット開発コース
デジタルエンタテインメント学科 ゲームプロデュースコース
デジタルエンタテインメント学科 CGアニメーションコース