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社会課題解決へのソリューションを提案するPBL授業の「地域共創デザイン実習」。学生たちが成果をまとめた最終プレゼンを行いました

本学では2年次に、社会が求める実践力を備えたデジタル人材を育成する中核科目として「地域共創デザイン実習」(PBL授業)があります。情報工学科・デジタルエンタテイメント学科の学生たちが合同でチームを組み、企業・団体が直面するリアルなテーマ(社会課題)に取り組んでいます。

4月に各企業・団体からチームごとにテーマが与えられ、実習をスタート。7月に実施した「中間発表」では担当する企業・団体から講評・アドバイスをいただき、「最終発表」に向けて改善・最終調整・プロトタイプの作成を行いました。

今回の「最終発表」では、ステージ上の発表に加え、プロトタイプの実物に触れられる機会を設けることで、より詳細にイメージしていただける解決策を提案することができました。

その成果もあり、企業・団体からは「中間発表ではイメージし難かったことが、プロトタイプを見ることでイメージできた」「現実的な技術であると感じた」「そのまま使えそうなクオリティだと感じた」等、前向きなコメントを多く頂戴することができました。

学生たちは1年間の実習により、課題の根底にある問題点を見極める重要性、自分たちの視野の狭さやアイデア創造の難しさを知ります。何よりもグループワークを通して、将来社会に出て組織で仕事をする大切さ感じ取ることができました。

この経験を活かし、3年次ではそれぞれの学科で、更に内容を深く発展させた「地域共生ソリューション開発Ⅰ」「ビジネスデジタルコンテンツ」の実習に取り組みます。

◆各企業・団体のテーマ

企業・団体名 テーマ
日立造船株式会社 「移動ロボットを活用した情報提供」、「ごみ焼却発電プラントの情報発信」
大阪富士工業株式会社 「DXによる安全改革」、「次世代若者への新たな情報発信」
株式会社ロケットバッテリー 「ポータブルバッテリーを活用した新たな生活スタイルの創造」
工機ホールディングス株式会社 「携帯バッテリーの新たな創造」
公益社団法人 大阪府建築士会 「若い世代に『文化財』への興味を促すアプローチ方法」
一般社団法人i-RooBO Network Forum 「人を魅了する科学教育コンテンツの創造」

ご協力いただきました企業・団体の皆様、誠にありがとうございました。

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