電気学会主催の「第40回『センサ・マイクロマシンと応用システム』シンポジウム」で学生が発表を行いました
電気学会が主催する日本最大級のセンサに関するシンポジウムが熊本城ホール(熊本市)にて開催され、情報工学科3年(IoTシステムコース)の髙松直矢さんが発表を行いました。
本シンポジウムはセンサ・マイクロマシン技術のさらなる発展を目標に、学・協会を超えた研究グループ間の情報交換,研究成果およびアイデアの討議の場として開催されました。1100人以上が集まり、非常に活発な議論が行われていました。
髙松さんは指導教授の味戸克裕と参加し、他の参加者からの様々な質問にも積極的に答えるなど、研究を深める貴重な機会となりました。
本シンポジウムで発表することになった切っ掛けは、7月2日(日)に開催された魅儡祭(学内イベント)のオープニング映像用に3Dモデルの校舎を作成した事です。魅儡祭のあと、味戸先生からこの3Dモデルを用いてデジタルツインのシステムを作ってみないか、と提案頂いた事を切っ掛けに、シンポジウムに参加させていただく運びとなりました。
システムを構築して実際に実験をしてみると、予想していたものとかなり違うデータが取れ、どうしてそのような数値になるのかを究明するのは、楽しかったですが苦労しました。
私が参加させていただいたのは合同シンポジウムで、会場には様々な分野の方が来られていました。そのため、発表内容を説明させて頂いた際には、私とは全く違った視点からの意見を頂くことがあり、視野を広げることができたと感じています。
発表タイトル | 「デジタルツインとARグラスを用いた大学内のリアルタイム環境センシングシステムのプラットフォーム構築」 |
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著者 | 髙松 直矢, 味戸 克裕 |
概要 | デジタルツインの調査対象のオブジェクトとして,身近な本学の校舎ビルを選定し,その中に配置した環境センサから出力されるデータをクラウドに集約し,リアルタイムでデジタルツインとARグラスの同時可視化を行う環境センシングシステムのプラットフォームを初めて構築した。本研究の環境センシングシステムのプラットフォームを用いて,CO2の濃度や室内温度など様々な環境センサ情報を分析することで,学習環境の向上,人流対策,空調の効率化を目指した。 |
会議名 | 第40回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム |
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日程 | 2023年11月6~9日 |
主催 | 電気学会センサ・マイクロマシン部門 |
協力 | 応用物理学会集積化MEMS 技術研究会、日本機械学会マイクロ・ナノ工学部門、化学とマイクロ・ナノシステム学会 |
ホームページ | https://sensorsymposium.org/ |
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