メッセージ
エンタテインメントやデザイン、アートといった分野において、テクノロジーを表現へと応用するとき、最も重要なことは「何のためにその技術を取り入れる必要があるのか」ということです。学んだ技術をどう活用できるのかを考えることは非常に大切です。しかしながら、やみくもに技術を取り入れるだけでは、素晴らしい表現にはつながりません。ときにはすでに枯れた技術の方が、最先端の技術よりもベストな選択になることもあり得ます。それらを取捨選択できるようになるためにも、技術と表現の両面において、伝統から先端まで幅広く興味をもって、知識を身につけていくことが大切だと考えています。
Profile
IAMAS(情報科学芸術大学院大学)メディア表現研究科 博士前期課程 修了。修士(メディア表現)。テクニカルディレクター兼アートディレクターとして、「NHK紅白歌合戦」や大河ドラマ「青天を衝け」等、放送番組のテクニカルな演出に関わるほか、イベントや常設型の展示向けに、インタラクティブコンテンツやアプリケーションの企画、開発を手がける。あわせて、デザイナーとしても映像演出やグラフィックデザイン、UI設計などを担当。現代アート作家として国内外で作品を発表しており、体験型のインスタレーションをメインとして、六本木アートナイト等のイベントや芸術祭などにも出展。
専門分野
- リアルタイム映像生成(オーディオビジュアライズ等)
- インタラクティブコンテンツ
- 現代アート(特にインスタレーションおよびメディアアート)
担当科目
- 「デジタル造形Ⅰ」(1年前期)
- 「デジタル造形Ⅱ」(1年後期)
- 「デジタル映像表現技法応用」(2年前期)
代表的な論文・著作名・作品名
- NHK「紅白歌合戦」リアルタイムCGシステム テクニカルディレクション
- NHK大河ドラマ「青天を衝け」アバンパート テクニカルディレクション
- NHK「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」アートディレクション
- NHK「にっぽんの芸能」オーディオビジュアライズシステム開発
- メタバース岐阜城 総合ディレクション