2022.11.29
ゲームエンジン「Unity」を用いた、小中学生向けデジタルコンテンツ制作ワークショップを開催しました
全世界のゲーム開発者を対象とした国際NPO法人の地域支部・国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)による、小中学生を主な対象にした「デジタルからくり装置作りワークショップ」が本学キャンパスで開催されました。
「協働」をテーマにした新しいスタイルのワークショップで、スマートフォンや家庭用ゲーム機向けのゲーム開発に使われているゲームエンジン「Unity」を用いて、「ドミノ倒し」のような「からくり装置」コンテンツを、参加者全員で組み立てました。
ワークショップでは、同法人の初代理事長で現在も名誉理事・事務局長を務める本学デジタルエンタテインメント学科・小野講師や、本学の学生たちも運営サポートにあたり、人々を楽しませるソフトウェアづくりを参加者の方々に体験していただきました。
学生の皆さんにとっても、意欲的にコンテンツ制作に励む子供たちの様子などに多くの刺激を得たようです。
運営サポートにあたった学生の声
國江貴之さん
ワークショップを通して、小中学生の成長・吸収の早さ、独創性の高さを感じました。最初は操作におぼつかなかった子も、終盤にはUnityを使いこなしていて、1日でここまで成長するのかと驚きました。 限られた資源、場所の中で、私が思い付かないような発想や、無意識のうちに出来ないと思ったことを実現するなど、柔軟な発想にはとても感動しました。このワークショップを通して、既成概念に縛られずユニークな発想をすることの難しさと大切さを学びました。
目々澤祐香さん
参加者の中にはUnityを触ったことがある、プログラミングのことはある程度分かると答えた方も多く、今の小学生にプログラミング教育が実施されていることは知っていましたが、その言葉に確かな自信を感じました。驚きや焦りを感じたのと同時に、未来への期待が高まりました。ワークショップに運営参加したのは初めてだったこともあり、スタッフの皆様には大変お世話になりました。同じ大学生スタッフとの交流も良い刺激になりました。またこのような機会があれば是非参加させていただきたいです。有難うございました。
星孔晴さん
今回のワークショップでは、「できる」参加者さんが多かった印象です。ちょっと教えただけでも、興味のままどんどん進んでいく姿勢に、自分も負けていられないなと感じました。また、休憩時間中に聞けたIGDA日本メンバーの方々のお話も、良い刺激になりました。
粟村昌弘さん
ワークショップがはじまると、子供たちは飲み込みが早く集中して取り組んでいて、保護者の方々も熱心にアドバイスをされており、ときには子供より大人が熱中している場面も見かけました。また、ワークショップ開始前の休憩時間にIGDA日本のスタッフの方々から、今後のプログラミングの話も聞かせていただき、とても貴重な時間となりました。過去から未来まで、プログラミングの歴史に思いを馳せるような一日でしたが、ツールが進化して、学習速度が早くなっていったとしても、上手くいかないことへのトライ&エラーや、仲間と協力してひとつのことを成し遂げる楽しさ、チームワークの大切さなど、時代を超えて共通しているものもあるように感じます。子供から大人まで楽しめる素敵なイベントで、自分自身楽しい時間を過ごせました。
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