2023.08.03
オムロンアミューズメント株式会社【企業連携プロジェクト実習】IoT-Bチームの学生へ直撃インタビュー
企業と連携してプロジェクトを進める実習授業「ソリューション開発Ⅰ・Ⅱ」(情報工学科3年後期~4年前期)において、オムロンアミューズメント株式会社からの課題を解決するため、システム開発に取り組んだ学生たちにインタビューを行いました。
今回は【IoT-Bチーム】の学生の皆さんです。
※「ソリューション開発Ⅱ」の最終報告会の様子はコチラ
今回は、オムロンアミューズメント株式会社様からの課題に取り組んだ4チームのうち、IoTシステムコース5名で結成されたIoT-Bチームの学生へインタビューを行いました。
●所属コース:情報工学科・IoTシステムコース
●メンバー(50音順):大田 守真(リーダー)、田名網 力冬、野間 早紀、檜田 雄斗、堀越 隆之介
●ソリューション名:ぴかりうむ
Q)ソリューションの概要は?
水槽の中にオムロン社の導光板を入れ、動きに合わせて水槽の中が光ります。
赤外線センサー、カメラ、距離センサーが水中にあり、魚が通過すると光り方が変わる仕組み。
水温センサー、pHセンサー、距離センサー(水位)を設置し、常時ネットワークにつないでいるので、水の状態が監視可能です。
Q)大事にしたポイントは?
動きにあわせて光り方が変わる。特に魚が動くと光るところがポイント!
技術だけではなく、見た目に関してもインパクトあり!
Q)苦労したことは?
数種類のセンサーを使用したが、それぞれ電圧や通信方式が異なり、最終的に1つのコンピュータで制御させることに苦労しました。回路の組込も大変でした。。。
導光板のデザインを作成する際、普段使ったことのないソフトウェアを使用する必要があったため、ソフトウェアの使い方はは自分で調べながら行いました。
チーム開発の進め方で、各期限に間に合うことが少なく、苦労しました。その他、スキル面・備品の調子なども大変でした。
Q)必要になったスキルは?
プログラミング(Python)。
コミュニケーションスキル、進捗状況確認・共有。
不明なことは誰かに聞いたり、自分で調べたり、そのままにしない。
プログラミングのエラーが出た時の解決能力。
Q)特に活かせた授業科目は?
・1年:「Pythonプログラミング」
→今回はPythonでプログラミングを行いました。
・IoT関連の授業全部!(3年:「ソフトウェアシステム開発」、2~3年:「IoTデバイスプログラミングⅠ~Ⅲ」、2~3年:IoTシステム開発Ⅰ~Ⅱ)、2年:「デバイス・ネットワーク」など)
→これまでの授業の知識をフルに活用しました!
・2~3年:「臨地実務実習Ⅰ~Ⅱ」
→実際に働く人の立場になって、仕事の責任を感じることができました。
Q)後輩の皆さんへのアドバイス
当たり前ですが、授業はちゃんと聞きましょう! 後で絶対に後悔します!
授業聞いてるだけでITパスポートくらいはとれるようになるはず!
人とたくさん話しましょう! コミュニケーション能力は就活でも役立ちます!
Q)企業の方々との連携はどうでしたか?
メインで使用している導光板をはじめ、備品の費用など出していただき、企業からお金を頂戴して開発させてもらっているという責任を感じました。
デザイン・設計について親身になって相談にのってくださり、細かいところまでプロ意識をもってアドバイスいただいています。
Q)担当教員について
プログラミング時のエラーの相談に乗っていただきました。
授業のない日でも個別にサポートしてくださるなど、自分たちの活動を全面的にバックアップしてくださいました。
Q)メッセージ
ロボット開発コースと制作物が似ているので、IoTならではの差別化をはかれるように頑張りました!
■担当教員より
情報工学科:武本充治 教授
活かせた授業科目の多くを担当している教員(武本)としては、「授業ではシステム実装に使える技術について単純な説明と簡単な応用例の解説だけだった」はずの科目が、役に立っている現場を目の当たりにして大変うれしいです。
授業では、特定の技術の修得と応用のみならず、その技術を支える理論や、技術を理解するためのノウハウ(様々なドキュメントを読むことなど)を扱っていました。また、この科目のグループ実習で、チームの1名が修得している技術をチームメンバに説明している場面も多く見られ、これこそが「大学での対面授業である」と実感しています。
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