2024.04.11
株式会社テレビ朝日クリエイトにて、学生たちが実際の放送業務を担当しました ~「臨地実務実習Ⅰ」(2年次)~
産業界や社会との連携が強化された実践的なカリキュラムのもと、本学では学生全員が2年次から4年次にかけて約4ヵ月間、様々な企業に分かれて企業内実習「臨地実務実習Ⅰ~Ⅲ」を行います。
2年生の学生たちが行った「臨地実務実習Ⅰ」の実習先企業のひとつ「株式会社テレビ朝日クリエイト」は、テレビ番組、映画、演劇などの美術プロデュースおよびデザイン・制作・進行業務を中心とした事業を展開させており、CGアニメーションやリアルタイムCG、VFX、CGシステムの開発なども手掛けている会社です。
今回、学生たちが同社で行なった中間プレゼンの様子をご紹介します。
※2023年度に実施。
学生たちは、実際の放送でも使われている「mashup」という、オンライン配信などでテロップを送出できるソフトの使い方を実演しながら発表。また、タイミングに合わせて適切なテロップを出し、CGで使う素材を自分たちで制作する様子などを、実際にソフトを動かしながら説明しました。
流れている映像に、リアルタイムでテロップを出す仕組みについて
学生が制作した炎を映像へ合成
実際の放送でも使用されているソフトを用いた説明
今回の実習では、実際に放送されたスポーツ中継番組のテロップ送出を担当しました。
選手のプロフィールや競技のルール、得点状況などを伝えるテロップを、本番の映像へリアルタイムで流す仕事です。実習を通して、学生たちは普段目にしているスポーツ中継番組の裏側には多くの映像技術や配信技術が使われており、自分たちの学んでいるスキルが実際に配信を支えていることを体験できました。
また、普段大学で学んでいる内容を現場で実践するとともに、番組制作の楽しさや技術を使いこなせるようになるまでの大変さ、そして使いこなせるようになったときの達成感を知る貴重な機会になりました。「普段の授業で様々なCGソフトの使い方を学んでいるので、テロップのソフトもすぐに使えるようになった。視聴者に伝えるべき情報を送出する瞬間はとても緊張した」と話していました。
株式会社テレビ朝日クリエイトの社員の皆さんからも「積極的に業務に取り組んでくれて助かっています。学生の皆さんは若いし、大学で専門的に学んでいるだけあって様々なソフトを使いこなすし、しかもmashupを制作スタッフよりも使いこなせるようになって驚いています」とコメントをいただきました。
学生たちは3年次には、さらにレベルの高い目標設定がされる「臨地実務実習Ⅱ」に取り組みます。学生のうちから企業の現場で業務を行うことで、社会で必要とされるデジタル人材、DX人材へと成長していきます。
実演内容に興味を示していただきました
発表の内容を企業の方々も真剣に聞いてくださいました
関連サイト