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企業とのプロジェクト実習の集大成! 「ソリューション開発Ⅱ」の最終報告会が実施されました

「企業×大学」「企業×社会」の実践教育を行う本学では、実社会を見据えたPBL実習授業がカリキュラムの中心です。
※PBL:Project Based Learning・課題解決型学習

そのひとつ、情報工学科の3年後期~4年前期にかけて行われる「ソリューション開発Ⅰ」「ソリューション開発Ⅱ」は、企業とのプロジェクトを進める実習授業です。
今回、実習の集大成として「最終報告会」が実施され、4年生の学生たちが、様々なテクノロジーを駆使して開発したソリューションを協力企業へ報告しました。

「ソリューション開発Ⅰ・Ⅱ」
協力企業から提供される課題またはオリジナルの企画をもとに、ソリューションを考案しシステムを開発する実習授業です。
テーマごとに構成された複数のチームと、チーム間の連携により、創造性豊かなモノづくりをめざします。ニーズ調査からアイディア創成、仕様策定、実装、ビジネスモデル構築まで、プロジェクトマネジメントを実践しながら、一貫したプロダクト開発を行います。
3年次は企画のための調査、要素技術の実験/検証、プロトタイピングによる実現性評価を行い、4年次では開発物の最終仕様を固め、ソリューションを完成させます。
企画の策定段階において協力企業へのプレゼンテーションを行い、問題点やアドバイスを受けながら、視野を広げ、開発を通して問題解決能力を身につけていきます。

※5企業・全22チーム(発表順)


株式会社オレンジテクラボからのテーマ

・鉄工所支援システムの試作
・Twitterにおける有用情報の収集
・WiFi を用いた Child Presence Detection
・検品作業効率化
・VR空間上でのコミュニケーション手段の拡張


オムロンアミューズメント株式会社からのテーマ

・オムロンアミューズメントの商材を使った商品の提案と試作品の開発(4チーム)


ジョルダン株式会社からのテーマ

・ScanRoute(動画を用いたルート表示)
・混雑した道路における群集誘導に関するシミュレーション
・混雑したイベントにおける群集事故防止のためのシミュレーション
・踏切での立ち往生をなるべく早期に検知して最大限に安全性を確保するためのシミュレーション


アスト株式会社からのテーマ

・紙商品の需要予測とシステム化
・紙製品の販売数予測
・拠点ごとの商品受注量の予測
・利益獲得および在庫管理費の最適化
・利益算出およびデータ管理


合同会社ワタナベ技研からのテーマ

・畑のIoT化を支援するネットワーク基地局の試作
・害虫駆除支援ロボットの試作(3チーム)


■担当教員より(情報工学科:爰川知宏 教授)
「ソリューション開発」は、本学情報工学科におけるPBL(Project Based Learning・課題解決型学習)の総仕上げとなる実習科目で、開学後初となる今回は5社からご協力をいただき進めることができました。
ロボット、IoT、AIとそれぞれのコースで学んだ内容を生かしつつ、AI戦略コースの学生がロボットを製作したり、IoTシステムコースの学生がAIによる需要予測を行ったりと、コース間で連携しつつ周辺分野にも踏み込んだ成果を通じて、「専門職」=プロフェッショナルとしての第一歩を示してくれたと思います。
今後も本学の教育理念である”Designer in Society (社会とともにあるデザイナー)”を目指し、企業や社会の実際の課題解決をテーマに実習を進めていく予定です。

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